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ヒロピン作品の好きになる要素をZigguratに当てはめてみた

前回の記事でヒロインピンチ作品において自分が惹かれる要素について考察してみました。
今回はその続きで、自分にとっての神漫画であるZigguratについて
前回のポイントに当てはまるか見ていこうと思います。


①「リョナ・ヒロインピンチが主題ではなく、推していたとしても副題として主題に隠れさせていること」。

Zigguratの本筋は「Ziggurat」をはじめとした錯誤遺物の謎をめぐるサスペンスです。また他にもクトゥルフ神話や都市伝説、各種映画のパロディなど、作者のやりたいことが明確に見えています。よってヒロインのピンチシーンが2話に1つペースで出てきても、ヒロピンだけが目的ではないという意味で、この項目についてうまく満たしています。


②「同人作品ではなく商業作品であること」

これはチェックするまでもないですね。キルタイムコミュニケーションからあくまで一般漫画として発売されています。この会社はニッチな18禁シリーズも出していますが、それでもないところがいいですね。この②の意味では、今では当初のコンセプトが見る影もないですが、コミックヴァルキリーの創刊自体は非常によい試みだったと思います。


③「ピンチシーンの連続が物語上不自然でない」

これが一番ヒロピンで押したい作品で難しいところだと思います。単なるバトルヒロインであれば、前述したように毎度やられてばかりだと、バトルヒロインのくせに戦闘で全くいいとこないっておかしくね、となってしまいます。
しかしここがうまいと思うのですが、Zigguratのトリニティは完全なバトルヒロインというわけではなく、準バトルヒロインともいうべきポジションにいます。トリニティの本業は怪盗であり、戦闘能力はあくまで盗みを行う際、降りかかる火の粉を払うために必要な範囲のものです。事実本業では警察相手にいつも余裕の立ち回りを見せて幾度も獲物を盗み出しており、トリニティのすごさを十分感じることができます。また、トリニティの武装・能力が、ほぼオーパーツの力ではなく科学によるものであるところも大きいです。これによりオーパーツの力を使う超人たちに敵わないことも至極当然だと思えます。唯一のオーパーツ、アショカピラーによる防御力も、警察相手でも使用される銃による致命傷を避けるためで不自然ではありません。
これらにより、超常の力を前に毎度ピンチに陥るトリニティが物語上不自然でない構成を作り出しており、絶妙なバランスだと思います。


④「やられるヒロインは一人で十分」

Zigguratにもヒロインは数多く登場しますが、毎度ピンチに陥るのはトリニティだけです。このことがトリニティの無様さ、哀れさを非常によく出しています。


⑤「完全敗北すること。」

実はこれは②、③あたりと両立させるのが難しいです。商業作品で、しっかりヒロインのピンチが不自然でない構成をとっていると、ヒロインを完全敗北させることがその構成と相反してしまう場合が多いからです。
普通主人公側は、負けてもある程度善戦したり、負けたことに何らかの事情があったり、敗北をばねに立ち上がったりするものです。主人公側のヒロインが敵に完全に敗北してなんのフォローもないなんて、主人公のほうが強いような一般的な少年漫画ならまだしも、普通のバトルヒロインならストーリー上不自然極まりないです。
これが18禁のよくある作品なら毎度毎度完全敗北しても全然問題ないのですが、Zigguratはストーリーとしての自然さを保ちつつこの項目を満たせているところが素晴らしいと思います。

ひとつわかりやすい対照的な例をあげると「夜縛◆夜明曲」があります。はじめに断っておきますが、自分はこの漫画が大好きですし、ヒロピンが好きな人にとってはまさに神のような漫画だと思います。実際、「夜縛◆夜明曲」はここまで書いた項目のうち、①~④までをほぼ全て満たしているのです。④が若干違う部分もありますが、ピンチとしては由愛が圧倒的に多くほぼ問題ありません。

ただ⑤に限って言えば本当に余計なシーンがあるのです。
由愛が女乃にさんざんに調教されボロボロになった後、「女乃たちを改心させるためにあえて拷問されていた」のコマ。
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会長に圧倒され敗北しかけた際の、覚醒し、反撃を始めるシーン。
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エリカにいたぶられ、ごみ箱に頭から突っ込まれた後の「まだまだ余裕そうで反撃開始直前」のコマ。
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これらがあることで、優愛が全く屈服していないということが印象付けられ、敗北のイメージをダウンさせることになってしまっています。

ただこの辺は、商業作品でしっかりしたストーリーがあって、バトルにおける主人公がヒロインである以上仕方ないのです。③でも書いた、完全にバトルヒロインではない点によって、Zigguratはこれを可能にできているのだと思います。

コメント

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はじめまして!Zigguratは私も見ましたが最高のヒロピンですよねー。特にトリニティがブラックハートにやられたい放題なのが好きなんですよねー。
私もヒロピンは色々見てきましたが、やはりいつもピンチになるのは萌えないんですよね。たまにピンチになるからこそいいって感じですよね。過去に上げられていたデルトラのジャスミン のピンチなんかはその点萌えましたね。滅多にピンチにならないジャスミンが首を絞められて失神してしまうのは好きでしたね。

Re: タイトルなし

初めまして。コメントありがとうございます。

Ziggurat好き同士はいるだけでうれしいです!
最高のヒロピン漫画です!
ブラックハートに毎度のようにおもちゃにされるのが最高!

そうですよね。
毎度毎度ピンチになるのはもう成人作品って感じで現実味がないですね。
ジャスミンは美少女で、人を食った性格でピンチが想像できないだけに、
3人のなかで一人だけつかまり、命の危機に陥るまで首を絞められたというのが萌えますよね!

確かに人を食った性格をしてましたね。今久しぶりに見てみたのですがその回だけでもそれがよく分かりました。
盗賊に襲われて猫かぶってたと言われるとジャスミンが相手を馬鹿にしたように猫のモノマネをするのは完全に相手を馬鹿にしてますねw
でもその直後盗賊の攻撃を華麗にかわして膝蹴りをして、足技で圧倒するようにジャスミンは強いヒロインでしたね。
でもその素早いジャスミンがオルには捕まってしまい持ち上げられるのは最高ですよね。
特に先程相手を蹴り飛ばしていたジャスミンの足が内股になってモジモジ足を動かしているのが萌えました。さっきまであんなに力強かったのに、首を絞められると内股になっちゃうところがいつも強気なジャスミンでも女の子らしさを出していて好きでしたね。
そしてそのまま失神して、リーフ達の足を引っ張るように盾にされたりするのが最高ですね。
リーフの前に盾のように差し出された時のジャスミンの失神した情けない顔がいいんですよね。いつもキリッと眉が上がっているのに情けなくその眉も下がってるのがいつもとのギャップがあって好きでしたね。この時も意識は失っても内股になってる足がエロかったですね。

Re: タイトルなし

熱いですね!
確かにさっきまでこの足で華麗に攻撃してたのになぁとか、そういう対比を感じると最高に萌えますよね
前半であんなに調子乗ってたのに…とか考えちゃうともう…

その点トリニティもいつもさんざん調子こいて
クールに決めた数分後には無様にやられてるのが最高なんですよね


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